理学療法士・放射線技師・の退職代行とは

今回は医師、看護師以外のコメディカル 理学療法士・放射線技師の退職について詳しく解説します。ともに病院やクリニックにおいてなくてはならない職種ですがその業務が特殊がゆえにそれぞれの悩みがあります。

理学療法士とは

理学療法士はいわゆるリハビリの先生です。
年々高齢化がすすみ年々リハビリの需要は高まっています。比較的大規模な病院でも地域包括ケア病床や回復期リハビリテーション病棟を有していてリハビリを施行できるという施設基準があります。
さらに整形外科クリニックにおいてもリハビリ可能な設備を要するクリニックも多く大量の患者をリハビリで回すことで収益を上げているクリニックも少なくありません。

こういった背景から理学療法士の需要は高く、どの施設でも人手不足が続いています。

理学療法士は重労働

またリハビリテーションという業務の特性上、かなりの肉体労働です。
手足が動かない人を離床させたり、思い手足を持ち上げて可動域をあげる訓練をしたりと基本的に人間の体は重いのでかなり重労働です。理学療法士のリハビリを行うことのできる時間は、1日18単位(6時間)と法律で定められており当然医療機関はフルに働かせるというのは当然の事として、それ以外にリハビリ計画書の作成やカルテの記入など事務仕事もあります。1日6時間も肉体労働をするのは結構な体力を要するという事は想像に難くないです。

理学療法士の資格とその特殊性

理学療法士のライセンスは比較的取りやすく専門学校でも取得できるため、安易に資格職だからと飛びついた方には、この重労働が待っているとも知らずに実際仕事を始めてみるとキツイ現実を目の当たりにし、退職したいと考える方も大勢います。これはどの職種・職業にも言える事ですが確固たる意志を持って自分の仕事を決めないと予想以上に厳しい現実に直面したとき逃げ出す羽目になります。
これは現代社会における問題の一つで日本の集団教育の産物です。
やはり自分にやりたいことを目指して創造してゆく教育を幼少期から行っていかなければ目的意識もない若者が増え、なんとなくついて仕事が合わず、すぐに退職といった事態が急増しています。

理学療法士は開業できない

それでも目的意識をもって最終的には独立したいという若者もいます。
話はそれましたがこの独立という点においても、理学療法士や放射線技師はその職種の特性から
独立しにくいという点があげられます。これはリハビリや放射線を用いた検査は医師の指示のもと
という法的な縛りがあるためで単独では実質的に独立開業できません。
そういった側面からも理学療法士は医療機関から雇われるしか働く道はありません。

理学療法士を便利屋扱いする医療機関も

最近でよく言われているのが放射線技師や理学療法士が本来の業務以外を行っているということが見受けられます。例えばパソコンやネットワークに詳しかったりすると電子カルテの管理みたいなSE的業務を任されたり、理学療法士が事務長をやっているなんて病院も少なくありません。
筆者も理学療法士である事務長が医師の非常勤探しや採用をやっているという医療機関を何回か
勤務したことがあります。
ただしそういった業務が得意で好きならば苦痛ではないのですが、やはり採用やPC回り業務は
それなりのストレスがかかり退職につながることもあるようです。

放射線技師とは

放射線技師は、病院や診療所などの医療機関において、医師の指示のもとで主に放射線を用いた検査及び治療業務、これらの業務に必要な機器やシステムの管理などを行う、国家資格を有する医療者です。

一般的なイメージとして胸やお腹のレントゲンを撮ってもらう人というイメージが強いとおもいますが、実意外と知られていない放射線技師の業務もあります。
他にCTやMRIを撮影したり、最近は内視鏡の台頭により検査数がかなり少なくなりましたが
胃のバリウム検査も放射線技師の仕事の一つです。また医師とともに行う放射線治療においても
照射線量の調整など医師の指示のもと放射線技師が行います。


確かに胸部、腹部のレントゲン撮影がかなり多くの業務内容を占めることがは事実なのですが
最も放射線技師が重宝するのは、手術時の放射線照射です。


特に整形外科手術においては放射線を照射して骨の状態を確認しながら手術を行うので放射線技師
の力量が試される場面です。しかし実は多くの病院において前述の胸部・腹部レントゲンやCT・MRI
撮影が忙しく手術室まで放射線技師の人員を避けず手術中における機器のセッティングや位置調整
は看護師が行い照射ボタンを押すのだけは医師が行っている病院がかなり多く存在します。
実際この放射線を照射するボタンを押すこととが許されているのは医師以外では放射線技師のみ
となります。しかしこのボタンを押すことのそれほどの意味はなく熟練した放射線技師は医師が見たいポイントを的確に捉え照射できる事でありそこが放射線技師の醍醐味でもあります。
しかしそういった業務に人材を避けない病院が多く外来の撮影ばかりでそういった業務に回してもらえずフラストレーションが溜まっている放射線技師も多いのも事実です。
このように病院側も経営上放射線技師をギリギリの人数で雇わなければ経営上苦しいことが多く余剰人員を抱え込むことは難しいため退職されてしまうと非常に困るため、退職が難しくなっている側面もあるようです。

最後に

理学療法士や放射線技師は病院運営にはなくてはならない職種です。しかし医師や看護師と比べ給与面でも決して優遇されているわけではなく、そのような環境下でもはを食いしばって真面目に働いている方も大勢います。そういった方々に敬意を示すとともに、よりよい職場を求めてスムーズな退職、転職は重要です。

医療退職パートナーズでは理学療法士・放射線技師の退職、転職も数多く取り扱っておりその業界に精通した医師も所属しているためスムーズな退職・転職をお手伝いします。お気軽にご相談ください。

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