夜勤やオンコールをやらず外来のみを専門として働いている看護師も大勢います。
そうはいっても
内科系クリニックや耳鼻科、眼科、小児科など診察が特殊なクリニック、専門外来を設けているよう病院やメンタルクリニックなど所属する施設で大きく業務内容が異なります。
共通していえるのは病棟や手術室看護師と違い1日に接する患者さんが膨大に多いということが挙げられます。
では具体的に解説していきます
内科系外来看護師
一番多いと思われます。
小規模クリニックでは看護師1名、他は看護助手で人件費をまかなっているといった違法スレスレのクリニックも数多く存在します。
しかし、内科系外来クリニックはかなり人気の高い転職先で、病棟夜勤などで疲れたなどの理由で転職を希望する方が多いこの内科系クリニックです。
しかし募集しているクリニックはそれほど多くはありません。理由はそもそも内科系クリニックは看護師の必要数が少なくあっても新規開院クリニックか退職欠員につき1名募集程度ですのでそれほど人手不足に陥っているとい状況ではありません。
ひと昔前は十数人も看護師をかかえているようなクリニックが多くありましたが昨今の医薬分業化や診療報酬の漸減などで、内科系クリニックの看護師募集は少なくなっているのが現状です。
さらに拍車をかけているのが人件費の高騰です。基本的に診療報酬は変わらないにもかかわらず人件費だけ増えていきクリニック経営を圧迫しています
内視鏡、耳鼻科、眼科クリニック
耳鼻科、眼科に共通して言えることは外来においてその処置の多さです。
一般も内科クリニックと違い診察においても直接患者さんに触れる器具をつかったり機械を使いうのでその準備や滅菌消毒などの業務が加わります。
それを外来診察に付き合いながら行うので流行っているクリニックでは大忙し特に耳鼻科系クリニックは患者が多いので、大変なようです。
待ち時間が多くてクレームを受ける事も多々ありメンタルやられることも
小児科クリニック
乳幼児から成人前までかなり多くの患者さんが来院されるのが特徴です
基本小児科クリニックは子供の総合内科クリニックに近い側面があり、風邪や胃腸炎などがメインとなることが多いです。
またアレルギー科を併設しているクリニックも多く小児喘息なんかもよく診る科です。小児の皮膚トラブルにも対応しなければならないことも多く幅広い子供が来院します。
小児科は検査を行うことが少なく、ほとんどの場合診察と処方で終了する場合が多いですが、まれに特殊疾患の患者がくると専門病院や眼科や耳鼻科もしくは心臓疾患の場合は専門病院へ紹介します。
ウイルス性疾患の流行時期は大変混雑し、インフルエンザなどの患者で外来が溢れかえることもあり、大忙しになります。
基本的に低年齢に低年齢の子どもは詳しく症状を説明できないため保護者との診察になるのですが、この保護者と取扱いも要注意で、コンプライアンスの悪い保護者が来院するとそれだけで相当なストレスになります。具体的には子供の病状や内服法などの説明をしてもなかなか理解しなかったりなぜ学校や保育園を休ませなきゃならないだとキレる親までいます。
小児科は基本親とのコミュニュケーションが一番のストレスといわれており、子供好きというだけではなかなか務まらない厳しい現実があります。
また前述のように小児科は検査や手術等の比較的収益性が高い処置が少ないため外来で患者数をこなさなければならず、その労働量の割には報酬が低い傾向にあります。
メンタルクリニック
当然の如く精神を病んでいる患者が多いため、話が外来の基本はカウンセリングがメインとなります。看護師は少人数のクリニックが多く、基本は医師と患者に加えて1名の看護師で診察室にはいる場合がほとんどです。
1人あたりにかける外来の時間は他科と比べ物にならないほど長く、延々と患者の話を聞く業務がほとんどです。
また精神科医はモノ書きといわれるほど凄まじくカルテを書きまくる。それを見るだけで病んでくるという声をよく聞きます。
メンタルクリニックの患者は当然のことながら精神疾患を抱えているわけですが、医師の方も病んでいる場合が多く、入職してみたはいいけど、こちらも病んでるということも少なくありません。一般のクリニックと時間の流れも違いますし、当然病院の外来とも全く違う業種だと言っても過言ではありません。
最後に
以上のように外来のみのクリニックへ比較的規模の大きい病院や大学病院から入職したいという看護師は結構います。
しかしクリニックの診療科目や特性を理解しないで安易に入職すると非常に苦労し、少人数で運営されているクリニックがほとんどですので辞めるに辞めれないという事態に陥りがちです。
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